令和6年度全国労働衛生週間への取組レポート

2024/10/18

令和6年度のスローガン
【推してます　みんな笑顔の　健康職場】

1.趣旨
　全国労働衛生週間は、国民の労働衛生に関する意識を高揚させ、事業場における自主的労働衛生管理活動を通じた労働者の健康確保に大きな役割を果たしてきたところである。

　令和5年度の過労死等事案の労災認定件数は1099件となっており、引き続き過労死等を防止するためには、働き方改革と相まって長時間労働による健康障害の防止対策の推進が必要である。このうち、特に精神障害による労災認定件数は令和５年度には 883 件と過去最多となっており、メンタルヘルス対策をさらに強化していく必要がある。
　しかし、小規模事業場故に産業医の選任義務も無く外部委託の予定もないので別の手段を講じなくてはならない。また令和6年4月から化学物質を取り扱う事業場については、化学物質管理者（安衛則第12条の５）を選任し、化学物質に関わるリスクアセスメントの実施管理等、化学物質の管理に係る技術的事項を管理させる必要があります。
　このような状況を踏まえ、第 14 次労働災害防止計画（以下、「14 次防」という。）において、令和５年度より「自発的に安全衛生対策に取り組むための意識啓発」や「労働者（中高年齢の女性を中心に）の作業行動に起因する労働災害防止対策の推進」、「労働者の健康確保対策の推進」、「化学物質等による健康障害防止対策の推進」等合計８つの重点を定め、労働災害防止対策を進めている。こうした背景を踏まえ、今年度は、「推してますみんな笑顔の健康職場」をスローガンとして全国労働衛生週間を展開し、事業場における労働衛生意識の高揚を図るとともに、自主的な労働衛生管理活動の一層の促進を図る。

　弊社でも労働者の職場環境を見直すべく管理職による現場巡視、過重労働防止に備え残業時間の見直しや脳心血管疾患リスクの高い職場高血圧を早期に発見する為の日々の健康管理等の取組を行って参ります。しかしそれは会社側だけでなく働く側にもその取組内容を十分に理解してもらい、会社全体で働きやすい職場環境づくりを目指してこの全国労働衛生週間に臨むものとする。

2.期間
令和6年10月1日～10月7日

3.主唱者
厚生労働省、中央労働災害防止協

4.実施事項
⑴総括衛生安全管理者による現場巡視
⑵労働衛生週間ポスター、スローガンの掲示
⑶安全衛生管理者による労働衛生についての訓示
⑷職場環境の見直し
⑸労働者の健康管理
⑹相談窓口の設置

実施事項詳細
⑴総括衛生安全管理者による現場巡視
・衛生面の視点で各拠点を巡視